献血とは、輸血が必要な人に、健康な人が血液を無償で提供する行為です。そんなで献血でダイエット効果が狙えるというウワサを聞いたことがありますか?
今回は、そんな気になる献血ダイエットについて少し詳しく見てみましょう。
CONTENTS(クリックで該当箇所へ)
献血ダイエットってなに?
献血ダイエットとは、献血にダイエット効果を期待するものです。献血というものは血液を抜くわけですから、それだけ体重が減ることに間違いはありませんが、献血で抜かれる血液の量は全体の体重から考えても微々たるもの。水分を摂取することで埋め合わせできる程度の量しかありません。
献血ダイエットでは献血による直接的な体重のコントロールではなく、それ以外の部分がダイエットにつながるを期待するものです。
献血ってどうやってするの?
献血受付
ご本人の確認(※1)、献血の副作用やいただいた血液の利用目的などについて同意(※2)をいただいた上で、献血にお申し込みいただきます。なお、すでに献血経験のある方は受付の一部を省略できる場合があります。
お申し込みの際に記載していただく個人情報(住所・氏名など)は、厳重に管理されており、外部に流出する恐れはありません。
- ※1 身分証明書等のご提示をお願いし、ご本人であることを確認しています。2006(平成18)年4月1日以降、3回連続して証明書などがご提示いただけない場合は、献血をご辞退いただきます。また、2015(平成27)年12月21日以降、安全で責任ある献血のさらなる推進を図るため、①初めての献血で公的機関が発行した証明書をお持ちでない方、②今までに本人を証明する証明書を提示したことがなく、献血時に公的機関が発行した証明書をお持ちでない方に対しては、ご自身のモバイル端末の電話番号画面のご提示をお願いすることがあります。
- ※2 2013(平成25)年1月16日から、献血前に副作用などをご説明し、ご同意くださった方にご協力いだだきます。
質問への回答
献血される方の安全を守り、また、患者さんが安心して輸血を受けられるよう、献血いただく方の健康状態を伺うため、質問に回答していただきます。
質問事項
(略)
問診/血圧測定
ご回答いただいた内容に基づき、医師による問診と血圧測定を行います。なお、問診内容のプライバシーは厳重に保護されますので、正確にお答えください。
問診について
(略)
ヘモグロビン濃度測定/血液型事前判定
ヘモグロビン濃度が採血基準を満たしているかどうかの測定や血液型の事前判定などを行います。成分献血の場合は、血小板数の測定も行います。
採血する際には、細菌などの混入がないように、採血針を刺す部分の皮膚を厳重に消毒していますが、今までにヨード過敏症といわれたり、ヨードによるアレルギー症状を起こされたことのある方は、消毒液を変更しますので、事前にお申し出ください。献血の種類について
献血には、全血献血、成分献血があります。全血献血には400mL献血と200mL献血があり、血液中のすべての成分を献血していただく方法です。
一方、成分献血には血小板成分献血と血漿成分献血があり、成分採血装置を使用して血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す方法です。ですから成分採血は身体への負担も軽く、多くの血漿や血小板を献血していただける特長があります。
日本赤十字社では、輸血を受ける患者さんへの安全性をより向上させるために、献血基準を満たした方には400mL献血、成分献血のご協力をお願いしています。採血
(略)
休憩
(略)
献血カード(献血手帳)受け取り
献血カードをお渡しします。献血カードの裏面には次回献血可能日などが印字されていますので、ご確認ください。
- ※平成18年10月1日から献血手帳に替わり、献血カードを全国導入しました。
引用:献血の手順|献血の流れについて|献血する|日本赤十字社
献血ダイエットの効果と安全性は?
献血ダイエットの効果は?
献血をすることによるダイエット効果は、造血によるカロリー消費と、成分検査による生活習慣・食習慣の見直しがあげられます。
血液を抜くと、新しい血液を作り出すためにカロリー消費されるだけでなく、新しい血液を循環させるために、体内の血流が促進されるので、カロリー消費の大きな助けとなります。
また、献血をすると、「検査成績のお知らせ」が送付されます。検査成績のお知らせには血糖値やコレステロールをはじめ、自分の生活を客観的に見るためのデータが記載されています。体型や健康状態を意識して、ダイエットをはじめる、いい機会といえるでしょう。
献血ダイエットの安全性は?
献血は体から血液を抜くので、貧血やめまいのリスクがありますが、事前に問診や健康チェックでリスクはかなり除外できるようになっています。
万が一気分が悪くなったり、ストレスに耐えられなくなったりしても医師や看護師による措置ができる体制が用意されています。
また、一定量の血液を抜いても、体内では新しい血液が生成されているので、献血の範囲内の採血量ではまったく問題ありません。
以上の点から見ても献血ダイエットの安全性は、肉体的にも精神的にも高いと言えるのではないでしょうか。
おわりに
献血をおこなうことは、ある程度のダイエット効果が期待できることがお分かりいただけたと思います。
しかし、何と言っても一番大切で素晴らしいのは「人の役に立ちたい!」というあなたの優しさと勇気です。献血する人は年々減少傾向にあり、医療の大きな問題となりつつあります。個人的な目的と社会的な目的が合致する献血ダイエットは、健康に支障がなければ積極的に挑戦したいダイエット方法と言えそうです。
「かわいくなりたい」女性を応援中!
コスメ・美容情報を発信していきます。