30代になると「最近肌の衰えが…」と手を顔にあてて、鏡を見るたびにため息をしている方も多いと思います。
しかし年齢を重ねると肌の状態が変わるのは当たり前。20代の時と同じスキンケアを続けるのではなく、年齢に見合ったスキンケアをすることが大切です。
今回は、肌が衰える原因や30代からのスキンケア、おすすめのスキンケアブランドをご紹介します。
CONTENTS(クリックで該当箇所へ)
肌の衰えを引き起こす三つの原因
30代に突入すると、20代には見られなかった肌の特徴が次々と現れてきます。
では具体的にどういう特徴が出てくるのか、探ってみましょう。
1.活性酸素
活性酸素は身体を守る役割もあるのですが、増えすぎると肌の老化スピードを早めると言われています。
強い酸化力を持っているため、お肌の細胞まで酸化させてしまい、シミやシワ、たるみを作り出します。
紫外線をはじめ、過度の飲酒や喫煙、ストレスなどが活性酸素を増やす原因となりますので、一度生活習慣を見直してみることが大切です。
2.筋力の衰え
年齢を重ねると徐々に顔の筋力が衰え、皮膚を支えきれなくなってしまいたるみを引き寄せます。
そうすると実年齢よりも老けてみられるようになり、40代・50代に間違われるということも珍しくなくなります。
顔の筋力の衰えを防ぐには、鍛えるしか方法はありません。
今は顔のエクササイズや専用の器具等が売られていますが、もっと簡単にできる方法があります。それは毎日にっこりと笑うことです。普段から意識してみてくださいね。
3.水分不足
老化が進むと肌の水分量や潤いを保つ成分(セラミド)の量も、少しずつではありますが確実に減っていきます。
水分が少なくなると、乾燥や肌荒れを引き起こしてしまいます。肌のターンオーバーもままならなくなるので、一度肌荒れになってしまうと、なかなか元には戻ってくれません。
本当の意味での保湿は単に水を与えるのではなく、水分を蓄える能力を高めることを指します。蓄える能力を高めるためには、これまでのスキンケアの方法を見直し改善していかなければいけません。
そのためにもご自分の肌としっかり向き合い、対話することから始めてみてはいかがでしょうか。
30代の肌に表れる老化のサイン
30代になると、少しずつ肌に”サイン”が表れてきます。
鏡を見た時に「この間まではこんなのなかったのに・・・」とショックを受けた経験のある方も多いのではないでしょうか。
肌の老化が進むとどのような症状が出てくるのかを見ていきましょう。
くすみ
くすみとは、お肌の透明感や潤いが失われることで、顔が暗くなる状態です。
血行不良やターンオーバーがうまく行かず、顔色が悪く疲れて見えるようになります。
メイクをしても顔色が悪い方やお肌にハリやツヤがないと感じるようであれば、くすみが表れている可能性が高いです。
シミ
シミが目立つようになるのも30代からです。
10代・20代の頃に浴び続けてきた紫外線が形となって肌に出てきてしまったり、ニキビ跡がそのままシミとなって残ってしまったりすることで引き起こります。
シワやたるみ
年齢を重ねるとコラーゲンが減少し、肌にハリが無くなってくることでシワやたるみを引き起こします。
目元や目尻に小さいシワが出てきたり、ほうれい線が出てきたりといった前兆があるので、そのまま放置せず適切なケアをすることが大切です。
30代からのスキンケアのポイント
1.保湿
赤ちゃんの頃であれば皮膚に含まれる水分量は、およそ80%あると言われています。
しかし、年齢とともに水分量は低下していき、20代では65%、30代になるとさらに減っていきます。
水分不足はお肌にさまざまな影響を与えるため、30代からのスキンケアは保湿力を重視して行うようにしましょう。
肌に十分な潤いを与えることは、ターンオーバーの乱れを正常に戻し、シミやシワを予防することにもつながります。
2.紫外線予防
30代になると特に注意しておきたいのが紫外線です。
シミはある日突然できるわけではなく、20代・それ以前から浴びてきた紫外線が肌の奥へ蓄えられ、そして30代になるとシミという形で外に出て来るのです。
シミをこれ以上増やさないようにするためにも、日焼け止めを徹底して行うことが大切です。
真夏の暑い日はもちろんですが、冬の寒い日や雨の日でも紫外線は常に降り注いでいます。基本的には夏だけでなく、1年を通して日焼け止めを塗るようにしましょう。
30代におすすめのスキンケアブランド3選
1.ELIXIR(エリクシール)
エリクシールは、コラーゲン・サイエンスで肌内部のハリと透明感を満たし、頰の高い位置にある「つや玉」をつくりだします。
愛用者の年齢は30~40代なので、まさにエイジングケアを始める多くの女性から選ばれているスキンケアブランドです。
エリクシールの中でもエイジングケアにスポットを当てたのが「シュペリエル」シリーズ、そしてより高機能なエイジングケアシリーズとして「エンリッチド」シリーズがあり、お肌の悩みに合わせて2種類から選ぶことができます。
2.SK-II (エスケーツー)
30代からの基礎化粧品として知名度の高いSK-II。肌のコンディションが大きく変わる、30代の女性のためのブランドです。
ビタミン・アミノ酸・ミネラル・勇気s難を豊富に含んだ、SK-IIの独自成分「ピテラ」が、肌に透明感を与え、美肌へと導いてくれます。
「フェイシャル トリートメント エッセンス」は35年以上経過した現在でも、多くの女性に愛されるベストセラー商品となっています。
3.ALBION(アルビオン)
化粧水の前に乳液を塗布するという特徴的なスキンケア方法で有名なアルビオンから、この春、新しくデビューするエイジングケアシリーズが「アンフィネス」です。
エイジングケアを考え始める30代の女性をターゲットにしているシリーズなので、30代になりスキンケアを一新しようと考えている女性におすすめのブランドです。
30代におすすめのコスパ◎なスキンケア製品
1.ちふれ 「エイジングケア」
プチプラスキンケアとして知られるちふれの中でもおすすめなのが、「エイジングケアを何から始めたら良いかわからない!」とお悩みの方にファーストエイジングケアとしてできたエイジングケアシリーズです。
とろりとしたテクスチャーが特徴的な濃厚シリーズは、保湿成分であるシャクヤク根エキスとヒアルロン酸を配合し、乾燥による小ジワを目立たなくさせます。
濃厚でリッチな使い心地にもかかわらず180ml800円とリーズナブルな価格も魅力です。
2.無印良品「エイジングケアシリーズ」
無印良品のエイジングケアシリーズは、乾燥やハリ・ツヤ、エイジングサインが気になる方におすすめのスキンケア商品です。
保湿効果のある成分やお肌にハリ・ツヤを与える成分など、10種類の天然美容成分が配合されています。化粧水や乳液だけでなく、オールインワンジェルに美容液、シートマスクまでそろっています。
ライン使いするにもお財布への負担が少ないプチプラ価格がうれしいですね。
3.キュレル「エイジングケアシリーズ」
乾燥性敏感肌の方に向けて開発されたキュレルは、無香料・無着色・アルコールフリーの低刺激でお肌に優しいスキンケア商品が人気を集めています。
そんなキュレルのエイジングケアシリーズは、乾燥もハリも同時にケアできるスグれもの。乾燥しがちな年齢肌にセラミドの働きを補うことで、ふっくらとやわらかい若々しい肌へと導いてくれます。
30代におすすめの美白スキンケア製品
アスタリフトホワイト「ブライトローション」
美白有効成分が配合されたアスタリフトホワイトのブライトローションは、赤い液体が特徴的な美白化粧品です。
赤いエイジングケア成分「アスタキサンチン」や独自成分の「ナノAMA+」が、角層を整えくすみのない弾力のある肌へと導いてくれます。
また、メラニンの生成を抑えるアルブチンも配合されているため、シミの予防にも効果的です。
アンプルール「ラグジュアリーホワイトローションAO Ⅱ」
皮膚科の専門医が開発した美白化粧品アンプルールには、注目成分「新安定型ハイドロキノン」が世界で初めて化粧品に配合されています。
この成分はシミの原因となるメラニンの生成を防ぐほか、すでにできてしまったシミもケアしてくれます。
ビタミンCを誘導体やセレブロシドなどの保湿成分も豊富に含まれているため、美白・保湿・シミ対策のすべてに効果的です。
saeru(サエル)「ホワイトニング ローション クリアリスト」
敏感肌の方におすすめなのが、サエルのアドバンスホワイトニングケアシリーズです。
特許技術である「ヴァイタサイクルヴェール」が、メラニンの生成を抑制する成分を角層の奥まで届けるため、使い続けることで肌の内側から美肌に改善されていきます。
これまで美白化粧品を使っても、あまり効果の得られなかった方はぜひ試してみてください。
肌の老化対策
体や肌が衰える老化は、誰でも嫌なものです。しかしスキンケアでどんなに予防したとしても、完全に止めることはできません。
でも30代の内からしっかり対策を立てていれば、老化を遅らせることは可能です。
ではどうやって内側からケアをしていけば良いのでしょうか。いずれもお金も時間もかけず今すぐにでもできることなので、実践してみてください。
食生活の見直し
食の欧米化が進んでいる現代では、バランスのよい食事とはほど遠い食生活を送っている方が多く、栄養バランスが問題視されているほどです。
お肌を内側から健康にするためには、まずは偏った食生活を見直すこと。それだけでも、肌に大きな変化をもたらしてくれるはずです。
また、肌に良いからと、コラーゲンやビタミンCのみを重点的に摂取しているという方も多いでしょう。
確かにコラーゲンやビタミンCは、きれいな肌を作り出すうえで絶対に欠かせない栄養素です。しかし二つの栄養素だけを取り入れれば良いという訳ではありません。
他の栄養素もバランスよくとることにより、初めて効果を発揮するのです。
生活習慣の見直し
生活習慣も、内側からのケアには欠かせません。特に注意していただきたいのは、睡眠です。
お肌が新しく生まれ変わるゴールデンタイム(午後10時~午前2時の間)までに就寝するのが理想ですが、重要なことは何時までに眠るのではなく、何時間眠るのかになります。
睡眠時間が足りなくなると肌のコンディションが悪くなり、老化の速度は速くなってしまいますので、どんなに忙しくとも最低でも6時間は睡眠をとるようにしましょう。
おわりに
30代のお肌の状態やスキンケアについてご紹介いたしました。
20代後半からはお肌の曲がり角と言われていますが、30代に入ると肌の変化が顕著に表れてきてしまいます。
実際にシミやシワが出てきてから慌ててケアをしても、以前の肌を取り戻せないかもしれません。
そうなる前に、お肌の変化を感じたらエイジングケアを考えてみてください。
スキンケアの見直しはもちろんですが、睡眠時間や食生活など普段の生活を見直してみることも大切です。
26歳。化粧品検定2級保持。20代半ばに突入しお肌の曲がり角を迎えたので、最近は基礎化粧品を見直すために保湿力重視のスキンケアを色々試している。化粧品検定1級取得のために猛勉強中。