敏感肌の人が化粧品に含まれる添加物を摂取し続けると、赤みやかゆみなど肌トラブルをまねくことがあります。「無添加」と記載されていても添加物を多用した商品もあるため、正しい知識を持つことが大切です。
今回は、敏感肌の人が知っておきたい無添加化粧水の基礎知識や、商品の選び方についてご紹介します!
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敏感肌は添加物を避けるべき!?
敏感肌を引き起こす原因は主には、病気やホルモンバランスの乱れなどの内的要因と、気候や化粧品などによる外的要因があげられます。これらの複数の要因が互いに影響し合って肌トラブルにつながるケースは、それほど珍しいことではありません。
敏感肌でお悩みの人は、普段の行動が知らず知らずのうちにお肌へ刺激を与えているかもしれません。敏感肌の人が注意すべき外的刺激には、乾燥やスキンケアのときの摩擦、紫外線などがあります。
お肌に刺激を与える外的要因
基本的なスキンケアを丁寧にしていても肌トラブルが絶えない人は、使用している化粧品を見直すのが効果的です。
化粧品の中でも特に注目したいのが化粧水です。
化粧水はお肌の内部に浸透するので成分が奥へと届きやすく、敏感肌の人にとっては化粧水が合うかどうかは重要な要素です。
敏感肌におすすめの無添加化粧水とは?
敏感肌の人におすすめなのが、添加物を極力控えた「無添加化粧水」です。敏感肌の人でもトラブルを起こしにくいだけではなく、配合されている成分の数が少ない、シンプルな処方のものが多いのも魅力です。
無添加化粧水の「無添加」とは、102種類の原料に香料を加えた合計103種類が1980(昭和55)年に厚生省(現厚生労働省)によって告示された旧表示指定成分を添加物を含まないことを指します。これに加えて、防腐剤や着色料・香料、アルコールも除去している製品は「完全無添加」と表記される場合があります。
無添加化粧水は選び方が重要!
「無添加」と記載があっても、商品によってどの成分を回避しているのかにはバラつきがあり、現状では統一された基準はありません。
また、一口に「無添加」といっても、添加物を一切含まないわけではないので、選び方が重要となります。
敏感肌の無添加化粧水の選び方!
同じ「無添加」でも、きちんと調べた上で記載しているメーカーと、そうでないメーカーがあるのが実情です。無添加化粧水として売り出すにあたって、独自の基準を設けた上で各種検査を実施しているメーカーもあれば、宣伝文句だけのメーカーもあります。
大手メーカーだから絶対安心とは言えませんが、いざという時には安心できるでしょう。
使用後3カ月はお肌の様子を観察する
無添加化粧水を選ぶときには、お肌に異常が生じないか、サンプルやトライアルキットによるパッチテストが欠かせません。数日間は変化がなくても、徐々に症状が進展する恐れがあるので、ターンオーバーが一周する三カ月程度は様子を見て、異変が現れたら速やかに皮膚科を受診してください。
おわりに
無添加化粧水は、基礎化粧品から刺激を受けやすい敏感肌でも、安心して使用することができますが、安心して使うために重要なのは商品選びです。
無添加という言葉に惑わされず、自分のお肌の特徴に合わせて、信頼できる商品を選びましょう!
都内で営業として勤務した後、現在では美容・医療系ライターとして活動中。コスメの成分情報などマニアックなネタを好む。プライベートでは1男1女の子育てに追われ、コスメと洋服の購買欲が止まらない。