一昔前にTV番組で紹介されたことで人気が爆発した、バナナを食べるだけで痩せられるという「バナナダイエット」を覚えていますか?TVで紹介された直後は、スーパーからバナナが消えてしまうほどの人気が出ました。
今回は、話題になったバナナダイエットの注意点や危険性などを説明していきます。
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バナナダイエットとは?
バナナを食べるだけでOKのお手軽ダイエット
バナナダイエットは本当にお手軽で、やることは1日の朝昼晩の食事の1回だけを、バナナ1、2本と水に置き換えるだけです。その食事ではバナナと水以外は口にできませんが、その他の食事では普段通りの食事でOKと言うものです。特に忙しくて時間がない朝食なら、手軽にバナナを食べるだけなのでおすすめです。
バナナと水を食べるだけいいの?と思うかもしれません。栄養が豊富なバナナはカロリーが高いというイメージがあるため、ダイエットには向かないと思われがち。実際には1本あたりのカロリーは80キロカロリーと極めて低いので、置き換えダイエットに向いた食品なのです。
バナナダイエットの効果は?
低カロリーで栄養豊富なバナナ
バナナ1本あたりの栄養素を見てみると、炭水化物や脂質の代謝に利用されるビタミンB1、B2、B6、ナイアシンなどのビタミンB群や、食物繊維・カリウムなどのミネラルとポリフェノールなど、ダイエットに欠かせない成分が豊富に含まれています。
スジの部分にはポリフェノールが多く含まれていて、ことがわかっています。また、体内で生成できないミネラルも豊富に摂取することができます。
バナナ1本(100g)に含まれる栄養素
栄養素 | 成分量 | 効果 |
---|---|---|
ビタミンB1 | 0.05g | 疲労回復、消化液の分泌を助ける |
ビタミンB2 | 0.04g | 健康な肌や髪を作ってくれる、肌の新陳代謝を上げる |
ビタミンB6 | 0.38g | 肌荒れを予防する、肌の潤いや弾力を保つ |
カリウム | 380mg | 利尿作用がありむみを解消する |
マグネシウム | 32mg | 歯や骨の形成を助ける、カルシウムの吸収促進 |
ポリフェノール | – | 肌の酸化を予防する |
食物繊維 | 1.1g | コレステロールを抑制する、便秘を予防する |
朝食でよく食べられる主食のカロリー比較
主食 | カロリー |
---|---|
バナナ1本(100g) | 80kcal |
ご飯1杯(150g) | 240kcal |
食パン1枚(60g) | 160kcal |
牛乳入りシリアル(1食分・340g) | 350kcal |
メロンパン(100g) | 400kcal |
バナナダイエットの注意点
バナナは意外と高カロリー。カロリー摂取量に注意
3食のうち1食をバナナに置き替えるだけのバナナダイエットは、続けやすいのが大きな魅力の1つです。しかし、普段通りだからといって、朝がバナナだけなので昼食や夕食を多めに食べると、せっかく減らしたカロリーを上回ってしまいます。
また、ビタミンB1やナイアシンは、糖質や脂質の代謝を助ける働きをしますが、多く摂取したからといって脂肪燃焼が増えるわけではないので注意してください。
危険性は?
バナナダイエットは栄養の偏りでの危険性が指摘されますが、朝食のみの置き換えダイエットですので、その点に関しては問題はないと言えます。朝食をバナナにする分、昼食や夕食はバランスの良い食事を心がけるとより効果的でしょう。
逆にバナナを食べ過ぎに注意が必要です。毎日4本以上のバナナを食べ続けると、バナナに含まれるシュウ酸による尿路結石になる危険性が高まります。また、100gのバナナには380mgのカリウムも含まれているため、高カリウム血症の原因にもなります。
おわりに
口コミでは効果がないとも言われるバナナダイエットですが、詳しく見てみると減らした分より多いカロリー摂取をしていることが珍しくありません。
バナナダイエットの特性を理解した上で実施するなら、1日3食のうち1食を低カロリーで栄養豊富なバナナを置き換えるダイエットは、効果が期待できるダイエット方法の1つです。
ポイントを抑えて、バナナダイエットに挑戦してみませんか。
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