ナノ化粧品ってなに?ナノ化粧品の効果と使い方について

メイクをする女性
ナノ化粧品という言葉をよく耳にするようになってしばらくたちますが、何となく肌に良さそうといった漠然としたイメージしかないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、ナノ化粧品の特徴と期待できる効果などについてご紹介していきたいと思います。

ナノとは大きさの単位

1ナノメートル=100万分の1ミリメートル

ナノとはセンチやミリと同じ長さの単位です。1メートルの1000分の1は1ミリメートルですが、その1000分の1はマイクロメートル、さらにその1000分の1が1ナノメートルとなります。
つまり、1ナノメートルは1メートルの10億分の1、1ミリメートルの100万分の1ということになります。あまりにも小さいのでなかなか想像がつかないですよね。髪の毛の太さが60~100マイクロメートル(0.1~0.06ミリメートル)程度ですので、ナノサイズというと髪の毛の1000分の1くらいの大きさということになります。

ナノ化粧品とは粒子を小さくした美容成分を配合した化粧品

ナノ化粧品

ナノ化粧品とはナノサイズにした美容成分が配合されているもの

ナノ化粧品とは、数十~100ナノメートルサイズに小さくした美容成分を配合した化粧品のこと。スキンケア用のナノ化粧品は、小さくした美容成分を肌になじみやすい成分で覆われたナノサイズのカプセルへと閉じ込めたものが多いです。

セラミドなどたくさんの美容成分がナノ化されている

スキンケア化粧品ではセラミドやヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンC、コエンザイムQ10などたくさんの美容成分がナノサイズで配合されており、それぞれの役割を果たしています。

日焼け止めやファンデーションにもナノサイズの成分が配合されている

スキンケア化粧品に限らず、日焼け止めやファンデーションにもナノサイズの成分が配合されています。具体的には日焼け止めに紫外線反射材として配合されている酸化チタンや、ファンデーションの顔料として使用されるシリカをナノ化したものがあります。

ナノ化粧品の安全性が懸念されたことも

酸化チタンなどのナノ化された成分は非常に便利な面がある一方で、粒子がとても小さく水にも溶けないため、人体への影響を懸念する声も出てくるようになりました。

現時点では人体への影響がないことが確認されている

ナノ化された化粧品原料への安全性が懸念されるようになり、国内の化粧品業界団体でもこれらの原料の安全性について2008年頃から調査が行われるようになりました。調査結果は定期的にリポートで公表されており、現時点ではナノサイズの化粧品原料が人体へ悪影響を及ぼすことはないという結論にまとまっています。

ナノ化粧品に期待できる効果とは?

肌へのなじみが良くなる

ナノ化粧品は、美容成分の粒子が小さく肌へのなじみが良いという効果が期待できます。皮膚は本来外部からの異物の侵入を防ぐために強固なバリアー機能が働いていますので、美容成分を浸透させるのも簡単ではありません。しかし美容成分をナノ化することで、従来の美容成分よりもなじみやすくさせることが可能になったのです。
また、よくなじむとスキンケアのあとに肌が落ち着くまでの時間が短縮できるので、朝のメイク時間の短縮も期待できます。

日焼け止めを白浮きしにくくする

紫外線反射材をナノ化することで光を反射する効果が高まり、日焼け止めの白浮きを防ぐことができますし、粒子が小さいので肌の上でののびが良くなり、少量でも広い範囲にいきわたり、紫外線を散乱する効果を発揮してくれます。

メイクもちを長くしてくれる

ファンデーションに配合されている顔料をナノ化することで、皮脂を吸着する力が高まり、メイクも地が良くなる効果も期待できます。また粒子が細かいので、しっかりフィットして肌をきれいに見せてくれます。

オーガニック化粧品については 本当にお肌にやさしい?オーガニック化粧品とは で紹介しています。

おわりに

いかがでしたか?一言にナノ化粧品といってもさまざまなタイプのものがありますよね。興味をもたれた方は、ご自身のスキンケアでのお悩みに合ったナノ化粧品を一度試して見られてはいかがでしょうか?

さくら
化粧品関連メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事しました。現在はフリーライターとして、美容関係の記事を執筆しています。
得意分野は肌トラブルの原因と対策方法の解説、化粧品に配合される成分の解説です。2016年に日本化粧品検定1級を取得。
大の広島カープファンで趣味は野球観戦です♪

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