黒くブツブツしたいちご鼻になってしまうと、鏡を見るたびに憂鬱(ゆううつ)な気持ちになっちゃいますよね。しかも一度できてしまうとなかなかきれいにならないので、ケア方法を模索されている方も多いのではないでしょうか?
実はこの毛穴詰まり、いつものスキンケアにひと手間加えるだけでかなり取れやすくなります。今回は、いちご鼻ができる原因とその対策について、詳しくレクチャーします。
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いちご鼻の原因は皮脂・古い角質・活性酸素!
毛穴に皮脂や古い角質、ホコリなどの汚れが混ざって詰まると、白いブツブツとした角栓ができてしまいます。これは皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れによって古い角質が肌にとどまり、角栓ができやすい肌状態になることが原因です。
詰まった角栓は活性酸素によって酸化すると黒く変色します。これが黒いブツブツの原因。特に鼻は空気や紫外線に触れやすい部分なので、角栓が酸化しやすく毛穴の黒ずみが目立ちやすく、いちご鼻になるのです。
皮脂の分泌過剰は男性ホルモンによって引き起こされる
また、男性ホルモンの分泌量が増加すると、皮脂の分泌量も増加することが明らかになっています。皮脂の過剰分泌は毛穴詰まりだけでなく、毛穴開きの原因にもなるので、早め早めのお手入れが大切です。
いちご鼻を解消するのポイント
洗顔前には小鼻を温めて毛穴を開かせ、皮脂をゆるめておきましょう。半身浴などでしっかりと温めることができるのが一番ですが、人肌程度の蒸しタオルやスチーマー、お湯を張った洗面器など十分に効果的。
泡立てた洗顔料で包み洗い。仕上げにマッサージとスキンケア
洗顔はしっかりと泡立てた洗顔料で顔全体を包み込むように洗います。ゴシゴシと強い刺激を加えて洗うのは、肌への負担となるので、やわらかく洗いましょう。
仕上げに美容液を浸透させながら、指先を使った小鼻のマッサージで毛穴を柔らかくしてあげましょう。普段からマッサージをしておくことで毛穴が柔らかくなり、汚れも取れやすくなります。
スペシャル洗顔で毛穴詰まりをオフ
普段のスキンケアに加えて、吸着力の高いクレイ洗顔や、古い角質を分解してくれる酵素洗顔などをスペシャル洗顔を定期的にすることで、毛穴の汚れを大掃除してあげましょう。スペシャル洗顔のあとは肌が乾燥しやすくなっています。
肌の乾燥は皮脂の過剰分泌を引き起こしたり、ターンオーバーの周期を乱して古い角質の排出を滞らせたり、さまざまな悪影響があるので、しっかりと保湿することでターンオーバーを整えてあげましょう。
ビタミンCとビタミンEを欠かさない
ビタミンCは皮脂の抑制作用やターンオーバーの促進などさまざまな美肌効果、油溶性のビタミンEは毛穴に詰まっている皮脂の酸化防止が期待できます。ビタミンCにも高い抗酸化作用がありますが、水溶性ビタミンのため、皮脂の酸化防止には向いていません。
2種類のビタミンはそれぞれの得意な部分を生かして、毛穴の黒ずみケアをサポートしてくれる美容成分といえます。
毛穴ケアのNG行為
毛穴の黒ずみが気になるからといって、無理やり押し出したり引っ張り出すやり過ぎケアは、肌を傷める原因となります。どうしても気になるなら、専門店でバキュームなどのお手入れを受けてみるのも選択肢の一つとなります。
冷水洗顔は赤ら顔の原因になる
毛穴を引き締めるために冷水ですすぐという方法が紹介されていますが、皮膚は筋肉と違って運動能力はなく、冷水ですすいでも毛穴が縮むことはありません。反対に肌に急激な温度変化を加え続けると、赤ら顔になる原因にもなるので、冷水ですすぐのは気分転換以外の効能はないといえます。
おわりに
詰まりを取り除いてスムーズな皮脂分泌ができる肌にすることは、美しく元気な肌を保つことと同じと言っても過言ではありません。
皮脂を取り除かなきゃ!と躍起になるのではなく、適切な皮脂量をキープできる肌作りを目指していきましょう。
化粧品関連メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事しました。現在はフリーライターとして、美容関係の記事を執筆しています。
得意分野は肌トラブルの原因と対策方法の解説、化粧品に配合される成分の解説です。2016年に日本化粧品検定1級を取得。
大の広島カープファンで趣味は野球観戦です♪