皮脂は肌の潤いやバリアー機能に欠かせないものですが、分泌量が過剰になってしまう 脂性肌 さんはテカリや化粧崩れ、ニキビなどの肌トラブルと悩みが尽きないですよね?
そこで今日は、脂性肌の原因から肌の状態、毎日のスキンケアやメイクのポイントまで詳しく解説していきます。さらに、おすすめの化粧品についてもアイテム別にご紹介していきます。
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脂性肌 とは
肌質は、乾燥肌、脂性肌、普通肌、混合肌の4種類に分けられるのですが、このうち肌の水分量も皮脂量も多く、ベタつきが気になるタイプを脂性肌と言います。
皮脂は毛穴にある皮脂腺といわれる場所から分泌されるのですが、この皮脂腺が発達していると皮脂の分泌される量も多くなり、脂性肌になってしまいます。
皮脂分泌が盛んな10代後半から20代前半の方や、皮脂量の多い男性に多く見られる肌質です。
また、分泌された皮脂で毛穴が開いてしまったり、ニキビなどの肌トラブルが起こりやすくなったり、普段から肌のテカリや化粧崩れが気になったりなど、日々の生活でも色んな悩みを抱えているのも脂性肌の特長です。
参考:肌らぷ
脂性肌 を引き起こす六つの原因
では、どうして脂性肌になってしまうのでしょうか?脂性肌の原因についてひとつずつ紹介していきますね。
1.遺伝からくるもの
皮脂腺の働きが活発な人は脂性肌になりやすいのですが、この特長は遺伝によって引き継がれることも。つまり親が脂性肌だった場合、その子供も脂性肌になる可能性が高いのです!
2.ホルモンバランスの影響
皮脂の分泌量は、さまざまなホルモンの影響を受けているので、ホルモンバランスが乱れると脂性肌になる可能性もあるのです。ではひとつずつ見ていきましょう。
① プロゲステロン
女性は生理周期に合わせてエストロゲンとプロゲステロンという二つの女性ホルモンのバランスが変化しています。このうち生理前に増加するプロゲステロンには、皮脂の分泌量を増やす作用があります。生理前に肌トラブルが起こりやすくなるのもプロゲステロンが影響しているんですね。
②テストステロン
男性ホルモンの一種であるテストステロンにも皮脂の分泌を促す作用があります。テストステロンはストレスによって自律神経のバランスが乱れると分泌量が増えるため、結果的に皮脂も増加してしまいます。
また、思春期はホルモンバランスがまだまだ不安定で、男性ホルモンの分泌が過剰になり、その影響で皮脂の分泌が多くなることも。思春期ニキビの原因は、こうしたホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌が大きな原因なんです。
3.季節からくるもの
環境によっても皮脂の分泌量は大きく変わってきます。夏は気温が高いので汗をかきやすく、皮脂の量も増えるのですが、その量は冬と比べてなんと2倍近くになるそう!
じゃあ冬は皮脂が分泌されにくいかというと、そうでもありません。湿度が低い冬は肌も乾燥しやすくなりますが、肌は乾燥が進まないように皮脂を分泌して潤そうとします。
乾燥が進めば進むほど、皮脂の分泌量も増えてしまうという悪循環に陥ってしまうんですね。これがいわゆるインナードライの状態です。インナードライの場合は油分を控えめにしつつ、肌の潤いを取り戻すためのケアが大切になってきます。
4.間違ったスキンケア
ベタつくからと何度も洗顔をしたり、保湿は化粧水しか使わずにケアを適当にすませていたりすると、肌が乾燥して反対に皮脂量が増える可能性大です!正しいスキンケア方法を身につけて皮脂の分泌をコントロールしましょう。
また、脂性肌ケアには皮脂の抑制作用があるビタミンCやヒアルロン酸、セラミドといった保水力の高い成分を取り入れると、効果的なスキンケアができますよ。
5.乱れた生活習慣
肌トラブルを予防するためにも、規則正しい生活習慣は欠かせません。例えば脂っこいものや甘いものは、皮脂の分泌を増やす原因と言われているので食べすぎには要注意です!
また、ストレスはテストステロンの分泌を促して皮脂量を増加させてしまいますし、睡眠がきちんと取れていないと肌の新陳代謝が滞り、結果的に水分と皮脂のバランスが乱れて脂性肌になってしまうこともあります。
6.お酒やタバコ
お酒は少量なら良いですが、飲みすぎるとアルコールが分解される途中で作られる覚醒物質によって眠りが浅くなり、睡眠不足を引き起こして皮脂量の増加へとつながってしまいます。
また、タバコを吸うと血流が悪くなって肌に栄養が届きにくくなり、肌の新陳代謝の乱れを引き起こしますし、皮脂の分泌抑制作用があるビタミンCを大量に消費して皮脂量の増加につながる可能性もあります。
脂性肌 の特徴・症状
テカテカしてベタつく
皮脂の分泌が盛んなので、肌のテカリやベタつきを感じることが多くなります。特に皮脂腺の多いTゾーンは、テカリが目立ちやすいです。
ニキビができやすい
ニキビは毛穴に皮脂や古い角質が詰まったところに雑菌が増えて起きる炎症なのですが、皮脂量の多い脂性肌さんは毛穴に皮脂がつまりやすいので、ニキビもできやすい肌環境と言えます。
毛穴の開きや汚れが目立つ
脂性肌さんは毛穴に皮脂がたまりやすいとお話しましたが、この皮脂が冷えて固まると毛穴が押し広げられて目立つようになります。さらに、毛穴の中にある皮脂が酸化されると黒くなり、いわゆるイチゴ鼻の状態に。
メイクが崩れやすい
ファンデーションなどの化粧品には油分が含まれているので、水分はある程度はじいてくれるのですが、油分が混ざってしまうと崩れてしまいます。
つまりメイク崩れの1番の原因は、皮脂によるものなんです。皮脂量の多い脂性肌さんの化粧が崩れやすいのは、このためです。
脂性肌 によるニキビのタイプ別ケア方法
脂性肌によって起こる主なトラブルと言えばニキビではないでしょうか。続いてはニキビの段階ごとのケア方法についてご紹介していきますね。
白ニキビ
皮脂汚れや古い角質などによって毛穴の出口がふさがれて皮脂が毛穴にたまっていき、皮脂をエサとするアクネ菌が増えていきます。
角質柔軟効果や皮脂抑制、抗菌効果を持つ薬用化粧品をつかって洗顔やスキンケアを行いましょう。また、ピーリング化粧品での角質ケアもおすすめです。
赤ニキビ
毛穴の中で増えたアクネ菌を白血球が攻撃することで炎症が起こり、毛穴の周りが赤く腫れてしまった状態です。
ニキビには触らないように注意して、洗顔などで余分な皮脂を優しく取り除きましょう。炎症が起きているので抗炎症効果のある成分を配合した薬用化粧品を取り入れてみてください。
黄ニキビ
炎症が悪化して膿(うみ)を持った状態が黄ニキビです。炎症がひどい場合、周囲の毛穴を壊すように広がってクレーター状のニキビ跡になってしまうことも。
自己判断でのケアはニキビの悪化を招く恐れがあるので、皮膚科などで専門の医師に相談するようにしましょう。
黒ニキビ
黒ニキビとは、白ニキビの段階で毛穴にたまっている皮脂が酸化されて黒くなった状態です。
抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを配合したスキンケア化粧品を取り入れて、皮脂の酸化を防ぎましょう。
脂性肌 の日常的に行える五つの治し方
1.食べ物から見直す
食生活は肌の状態にも大きく影響します。揚げ物や肉、スナック菓子といった脂っこくて高カロリーな食べ物や、甘いものは皮脂の分泌を増やす原因ですので、食べすぎには注意しましょう。
脂性肌でお悩みの方に積極的に取ってほしい栄養素は、脂質を分解してエネルギーへと変換するのに欠かせないビタミンB群です。その他にも、抗酸化作用のあるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEも肌トラブル防止のためにもしっかり取りましょう。特にビタミンCには皮脂の分泌抑制効果もあるのでおすすめですよ。
ビタミンB群はレバーや肉類、魚介類に多く含まれているほか、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは緑黄色野菜に豊富に含まれているので、普段の食事でも意識してとるようにしてみてくださいね。
2.適度な運動を取り入れる
運動をすることで血流が良くなって肌の代謝が上がりますし、セロトニンという物質の分泌も高める効果があり、精神が安定してイライラや不眠の解消につながり、結果的に皮脂の分泌を抑えることも期待できます。
毎日本格的に運動するのは大変ですが、眠る前のストレッチや週に数回のウォーキングなど、できる範囲からトライしてみてはいかがでしょう?
3.禁煙をする
タバコは血管を収縮させて肌の代謝を滞らせるだけでなく、大量のビタミンCを消費してしまいます。ビタミンCには皮脂の抑制や抗酸化作用など健やかな肌に欠かせない栄養素です。肌だけでなく健康のためにも、これを機会に禁煙に挑戦してみては?!
4.質の良い睡眠をとる
肌の新陳代謝は睡眠中に行われますが、質の良い睡眠をとることで新陳代謝がスムーズになり、肌の水分と油分のバランスを整えてくれます。さらに、ストレスを感じているときには交感神経が優位になり、男性ホルモンの分泌が促されて結果的に皮脂量が増えるのですが、質の良い睡眠には体をリラックスさせて皮脂の分泌増加を防ぐ効果も期待できるんです。
5.ストレスをためない
ストレスを受け続けていると交感神経が優位になるのですが、この状態が長く続くと男性ホルモンの分泌も増加していきます。その結果、男性ホルモンの影響で皮脂の分泌量も増えることに。
ストレスを感じないようにすることは難しいですが、自分なりのストレス解消法をみつけてストレスをため込まないようにしましょう。リラックスしたい時には、38~40度のぬるま湯に入ると副交感神経を優位になるのでおすすめですよ♪
脂性肌 におすすめのサプリ3選
1.DHC ビタミンBミックス
ビタミンB群は皮膚や粘膜を健やかに保ったり、脂質をエネルギーに変換したりするために必要な栄養素で、肌の健康維持には欠かせません。DHCのビタミンBミックスには、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の8種類を配合したサプリメント。皮脂の過剰な分泌を減らしたい方にはおすすめですよ。
2.アサヒグループ食品 Dear-Natura ビタミンE
アサヒ Dear-Natura
ビタミンE
- 内 容|30粒(30日分)・60粒(60日分)
- 価 格|30粒 470円(税抜き)・60粒 720円(税抜き)
- 発売日|2012年6月6日
ビタミンEは油に溶けやすく、高い抗酸化作用を持つビタミン。皮脂は紫外線などのストレスで酸化されて過酸化脂質という活性酸素の一種に変化して、お肌の老化を進めてしまいます。Dear-NaturaビタミンEは、1粒で1日に必要なビタミンEを大きく超える量が含まれてるので、体内の脂質の酸化を防いで若々しい肌を保つサポートをしてくれます。
3.ファンケル スムースクリア AC
ファンケルのスムースクリア ACは、ストレスや食生活による体内環境の乱れを整えてくれるシールド乳酸菌やラクトフェリンに加えて、大豆イソフラボンが女性ならではのバランスの乱れをケア。健やかな肌作りを総合的にサポートしてくれます。肌トラブルだけでなく生活の乱れも気になっている方に、肌と体のケアのために取っていただきたいサプリメントです。
脂性肌 を改善するためのスキンケアのコツ
ケアのポイント
皮脂で肌がテカっているからといって1日に何回も顔を洗ったり、保湿は化粧水だけで済ませたりといったスキンケアをしていると、肌の皮脂量は増えていくばかり!
クレンジングや洗顔は皮脂を取りすぎないよう、回数や適した洗浄力のものを選ぶことが大切です。また、保湿ケアも油分の少ないものでしっかりと行い、肌の内側が乾燥しないようにしましょう。
クレンジング
クレンジングで大切なのは、メイクの濃さに合ったクレンジング剤を選ぶこと。メイク汚れをきちんと落とすことは肌にとって欠かせないことですが、必要以上に洗浄力の強いクレンジング剤を使っていると必要な油分まで奪ってしまいますよ。
ウォータープルーフの日焼け止めなどを使っている場合はオイルクレンジングが必要になりますが、ファンデーションやBBクリームであればクリームタイプやジェルタイプのクレンジング剤で十分!
そして、クレンジングはクレンジング剤をケチらずたっぷりと使って肌へ摩擦をかけないようにして、1分以内に済ませるようにしましょう。
洗顔
肌のベタつきが気になると顔を洗ってさっぱりしたいですよね。でも、あまり頻繁に洗顔をすると、失われた皮脂を補うために皮脂腺が活発に働くようになり、これを続けていくと、皮脂腺は常に活動することで鍛えられ、結果的に皮脂の分泌量が増加することに!
洗顔は朝と晩の1日2回を目安として、洗顔料をしっかり泡立てて、肌を直接こすらないように行いましょう。
化粧水
脂性肌だからと保湿ケアを適当にしてしまうのは大間違い!顔の中でも乾燥しやすい部分もありますし、洗顔後の皮脂の分泌を促す原因にもなります。
洗顔後は保水力の高いセラミドやヒアルロン酸、プロテオグリカンなどや皮脂分泌を抑えてくれるビタミンCを配合した化粧水でしっかり保湿をしましょう。
つけ方は手のひらでもコットンでもかまいませんが、洗顔後はできるだけすばやく化粧水をつけること!乾燥した状態が長く続くほど皮脂の分泌が促されてしまうので注意してくださいね。
乳液
脂性肌でも化粧水の後は乳液を使って水分にフタをすることが大切です。化粧水だけでは水分が蒸発してしまい、せっかくの保湿ケアが台無しです。ただし、油分の多い乳液はニキビなどの原因となる可能性があるので、ジェルタイプなど油分が少ないタイプを使うと良いですね。
クリーム
脂性肌さんは油分の多いクリームを、顔全体につけることはあまりおすすめできません。目元や口元など、乾燥の気になる部分に追加の保湿ケアとしてつける程度にしておきましょう。
パック
肌が疲れているなと感じたときには、パックで肌を労わるのも良いですね。パックは保湿成分やビタミンCなどが配合されていて、油分の少ないものがおすすめ。シートタイプのマスクなら、お風呂上りに冷やしてつけると沈静や毛穴の引きしめ効果も期待できそうです♪
脂性肌 におすすめのクレンジング3選
1.オルビス 「クレンジングリキッド」
オルビスのクレンジングリキッドは100%オイルカットのクレンジングで、オルビスの人気商品!オイル不使用なので、みずみずしくさっぱりとした使い心地で、すすぎも手早く済ませることができます。
さらに保湿成分を30%も配合しているので、洗いあがりもしっとり!詰め替えタイプが合ってお財布に優しいのもうれしいですね♪
2.ドクターシーラボ 「VC100ホットピールクレンジングゲル」
ドクターシーラボ VC100ホットピールクレンジングゲルにはビタミンC誘導体を配合した温感タイプのクレンジングゲル。肌を温めることでメイクや皮脂汚れを浮かせやすくしてくれるので、余計な力を加えなくても毛穴汚れまでするっと落としてくれます。
ビタミンC誘導体をはじめ、ヒアルロン酸やコラーゲンなど合わせて美容成分が92・6%も配合されているので、汚れを落としながら肌に潤いを届けてくれます。クレンジングと温感マッサージが同時に行えるので、むくみが気になる人にもおすすめです。
3.KOSE 「プレディア スパ・エ・メール ファンゴWクレンズ」
やわらかいクリームタイプのクレンジングで肌への負担が少ないですし、天然のミネラル泥配合なので毛穴の酸化してしまった皮脂汚れまでしっかり落としてくれます。
ライトグリーンシプレの香りにつつまれると、まるでスパを受けているようで心も癒やされます。洗い上がりは肌がモチモチになるので、乾燥の気になる季節には特におすすめですよ
脂性肌 におすすめの洗顔料3選
1.富士フィルム「ルナメアAC ファイバーフォーム」
ルナメアAC ファイバーフォームの特長は、糸状の繊維でできたファイバースクラブ。圧力がかかっても変形するので肌に負担がかからず、毛穴よりも細いので、毛穴に詰まった皮脂汚れも取り除き、ニキビなどのトラブルを防いでくれます。
モチモチでキメが細かく濃密な泡が作れるので、肌に密着してしっかり汚れが落とせていることが実感できます。
2.KOSE 「コスメデコルテ クレイブラン」
ホワイトクレイとオーガニック植物から抽出されたエキスを配合した洗顔料。171gとたっぷり入っている上に、少量でもきめが細かい泡を作ることができるので、コスパも良好です。
豊かな泡で顔を包み込むと、ナチュラルグリーンハーブのさわやかな香りが感じられて、リラックス効果も抜群です。
3.ロゼット「洗顔パスタ 海泥スムース」
ミネラルをたっぷり含んだ海泥が、古い角質や毛穴の皮脂汚れを吸着して落としてくれます。植物由来肌に優しい洗浄成分を使用しており、ローズフルーツエキスが肌をひきしめ、洗いあがりはさっぱりとした感触なので、脂性肌さんにもぴったり!
海泥配合なのに648円とプチプラなのも魅力的ですよね。低価格でしっかり洗える洗顔料をお探しの方におすすめしたい一品です。
脂性肌 におすすめの化粧水3選
1.KOSE「薬用雪肌精」
1985年の発売以来、30年以上女性の支持され続けているロングセラー商品。和漢植物エキスの力で肌に透明感とみずみずしさを与えてくれます。使用感はとてもさっぱりとしているので、脂性肌さんにおすすめの化粧水です。
抗炎症作用のある有効成分も配合しているので、ニキビにお悩みの方にも試していただきたい一品です。
2.花王「キュレル 皮脂トラブルケア化粧水」
セラミドによる保湿ケアと皮脂対策ができる化粧水なので、皮脂でベタつきを感じるけど肌がかさつく、インナードライの方におすすめしたい一品です。オイル不使用でみずみずしくサラッとした付け心地ですが、しっかり潤うのが特長です。
アレルギーテストや敏感肌の方によるパッチテストも実施されているので、ゆらぎ肌の方でも使いやすいですね。
3.ドクターシーラボ「VC100 エッセンスローション」
脂性肌水溶性ビタミンC誘導体と脂溶性ビタミンC誘導体の浸透力を併せ持つ新型のビタミンC誘導体が、角層の隅々まで届き健やかな肌へと導いてくれます。皮脂が多いと美容成分が浸透しにくいのでは?と不安になってしまいますが、VC100エッセンスローションはそんな心配は必要なさそうですね。
ややとろみのあるローションですが、スーッと浸透して肌になじむとサラッとした触り心地になるので脂性肌の人でも安心です。
脂性肌 におすすめの乳液・クリーム3選
1.資生堂 「dプログラム バランスケア エマルジョン1」
ベタつくのに乾燥もしてしまうインナードライさんにおすすめの乳液。とろっとした乳液で軽いつけ心地なので、肌が程よく保湿されベタつきません。
dプログラムシリーズは、季節の変わり目などに肌がゆらいでも安心して使えるよう、低刺激の処方設計となっているのも魅力的です。
2.ファンケル「アクネケア ジェル乳液」
こちらはできてしまったニキビや、ニキビのできそうな部分に使用するスポット用の乳液です。ニキビの原因となる、皮脂の毛穴つまりを防いでニキビのできにくい肌へと整えてくれます。
ジェル状で伸びが良く、適度な保湿力があるので脂性肌さんの保湿ケアの仕上げにおすすめです。
3.オルビス「アクアフォースモイスチャーL(さっぱり)」
インナードライ向けのスキンケアシリーズのアクアフォースから出ている保湿液。乳液よりもさっぱりとしたジェル状のテクスチャーなので、ベタつきを感じず保湿ケアの仕上げにぴったりです。
お手ごろな値段で詰め替え用もあるので、スキンケアの予算を抑えたい方にもおすすめですよ。
脂性肌 におすすめのパック3選
1.我的美麗日記「黒真珠マスク」
天然パルプの食物繊維で作られたシートの厚さは驚きの0・39mm!極薄なので肌へのフィット感がとにかくすごいです。
肌につけると滴り落ちるほどたっぷりと美容液が入っていて、しっかりと保湿されている感じがありますが、使用後のベタつきや肌のテカリがないのでおすすめです。
2.KOSE「クリアターン エッセンスマスク(ビタミンC)」
美白有効成分としてビタミンC誘導体が配合されているシートマスクですが、ビタミンCには皮脂の抑制作用も期待できるので、脂性肌さんにはぴったりです。
サラッとした美容液なのでベタつきにくいのも魅力的。夏場は冷やしてつけると肌の沈静にもなって気持ち良さそうですね♪
3.石沢研究所「毛穴撫子 お米マスク」
皮脂の分泌量が多くて毛穴の開きも気になる!という方には、毛穴撫子のお米マスクがおすすめ。国産米から作られたライスセラム®がふっくらモチモチの肌に整えて毛穴を目立ちにくくしてくれます。
肌がお疲れ気味かな?と感じた夜につけてみると、翌朝には化粧ノリも良くなります。
脂性肌 をカバーするベースメイクのポイント
最初にティッシュオフする
メイク崩れの大きな原因は皮脂によるものです。皮脂の分泌量が多い脂性肌さんにとっては、悩みの種といえるのではないでしょうか。メイク崩れを防ぐためには、あらかじめティッシュをつかって浮いている皮脂を除いておくと効果的です。
下地
使用する下地も皮脂吸着効果のあるものや、サラッとした使用感のものを選ぶようにすると、化粧が崩れにくくすることができます。反対にコクのある油分が多いタイプの下地はあまりおすすめできません。
ファンデーション
ファンデーションは油分の少ないパウダータイプのものがおすすめ。つけ終えた後に少し粉っぽいかな?と感じるくらいに仕上げると、後々皮脂がなじんでちょうど良い質感になります。油分の多いクリームタイプやリキッドタイプのファンデーションは、皮脂と混ざると崩れやすいので使用は控えたほうが良いでしょう。
脂性肌 におすすめの化粧下地3選
1.花王ソフィーナ「プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地」
皮脂吸着パウダー配合で化粧崩れがしにくいと評判の化粧下地で、アットコスメのベストコスメ大賞で殿堂入りするなど、さまざまな賞を獲得しています。
付け心地はサラッとしていて、皮脂分泌量が多く化粧が崩れやすい脂性肌さんでも安心です♪
2.資生堂「マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベース UV」
肌の水分バランスと皮脂をコントロールして、サラサラ肌をキープしてくれる化粧下地。13時間化粧もちのデータも取得*していているので、効果は期待できそう。
ゆるめの乳液のようなテクスチャーで伸びが良く、付け心地も軽くてなじむとサラサラの肌になります。
3.エテュセ「オイルブロックベース<部分用化粧下地>」
エテュセのオイルブロックベースはTゾーンなど、特にテカリが気になる部分に使用する部分用の化粧下地です。
下地をつける前にこちらを塗っておくと、テカリをかなり抑えられると好評です。価格もお手ごろなので、お試しで購入してみても良さそうですね。
脂性肌 におすすめのファンデーション3選
1.資生堂「インテグレート プロフィニッシュファンデーション」
ファンデーションの粉体の配合を工夫することで、素人が塗っても程よい抜け感を出せるというパウダリーファンデーション。ニキビになりにくい処方という点も、脂性肌さんにおすすめしたいポイントです。
プチプラなのにカバー力もありますし、真っ赤でかわいらしいパッケージは手に取るだけでテンションアップ!
2.花王ソフィーナ「プリマヴィスタ きれいな素肌質感 パウダーファンデーション」
ぴたっと密着して毛穴を自然にカバーしてくれるファンデーション。汗をかいても崩れにくく、自社での調査では、長時間美しい肌色をキープできるというデータも取得されています。
付け心地はふんわりと軽く、肌への負担も少ないのが特徴です。ナチュラルなメイクがお好みの方におすすめしたい一品です。
3.KOSE「エスプリーク ピュアスキンパクトUV」
毛穴ケア成分が毛穴の大きさに合わせてなめらかにカバーしてくれます。化粧崩れの大きな原因である皮脂を吸着してテカリを防ぎ、さらに皮脂の力を利用して密着力もアップさせてしまうというからおどろきです。
付け心地は軽くて肌への負担も少ないのが魅力です。
おわりに
いかがでしたか?脂性肌さんにとって皮脂は邪魔な存在かもしれませんが、本来は肌のバリアー機能を維持する上で欠かせない成分なので、上手に付き合っていきたいものです。皮脂が出やすくなる原因や環境をしっかり理解しておけば、皮脂の分泌を抑えたり肌トラブルを予防したりすることもできるようになると思います。
できる範囲から生活習慣やスキンケアを見直して、きれいなお肌を目指していきましょう!
化粧品関連メーカーにて、化粧品に配合されるエキスの開発や薬事申請業務に従事しました。現在はフリーライターとして、美容関係の記事を執筆しています。
得意分野は肌トラブルの原因と対策方法の解説、化粧品に配合される成分の解説です。2016年に日本化粧品検定1級を取得。
大の広島カープファンで趣味は野球観戦です♪